従来の物理的な鍵に代わり、電子錠のデジタルロックを導入する企業は年々増加していますが、個人宅でも採用する人が増えてきました。 デジタルロックは暗証番号やカードで鍵を開けられることから、物理キーを持ち歩く必要が無く、紛失の心配がありません。万が一暗証番号を忘れたりカードを紛失したとしても、物理的なキーで開けることも可能です。
特に企業の場合は不特定多数の人間が出入りするため、機密保持を目的として個々の社員がフロアを施錠できるようにするべきですが、全員が物理キーを持ち歩くのはリスクが増大します。社員証や暗証番号で代替できるデジタルロックは、企業にとっては理想的な形と言えます。
一方個人宅の場合、ひとり暮らしであれば導入によるメリットは小さくなりますが、家族の人数が増えるにつれ鍵の紛失のリスクは増大します。紛失は防犯上安全とは言えませんから、デジタルロック導入によるメリットは大きいものになります。
小学生高学年以上であれば暗証番号の記憶は問題ありませんし、仮に子供が仲の良い友人に暗証番号を教えてしまうようなことがあっても、すぐに変更できますから安全です。多くのマンションでは既にデジタルロックが導入されており、一般家庭が遅れているとも言える状態ですから、今からでも遅くありません。